“ 同窓生〜人は、三度、恋をする〜 第6話・検事総長三好退蔵は大津地裁に打電して、本件を大審院の特別権限に属する事件とし、児島に予審判事を命じるよう請求した。 しかし児島は「(司法の)任は大審院にあり、内閣如何に議決するも、法律の精神に反する解釈には断じて応ずることを得ず」と述べて司法権の独立を主張するとともに、裁判官の職務は独立して行われるべきであるので、下級審の判断には大審院院長といえども干渉できないことを主張した。 ”