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「探偵小説」と区別し「推理小説」の語を用いた含意について、木々高太郎は以下のように説明している。 「探偵役の友人」が語り手というのは、これより古いポーの推理小説(『デュパンシリーズ』や『黄金虫』、探偵役の「知人」まで範囲を広げると『お前が犯人だ』も該当。
それは、はじめは探偵小説をと言ふ考へであったが、探偵小説には高級なものも低級なものもある。 とも角も、高級な探偵小説の叢書とし度いと言ふのがはじめの考へであった。何を高級とし何を低級とするかと言ふ問題については、私には私の考へがあるが、此処には論じない。