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仮面と黒衣に隠れた本体は紫色の人魂に小さい眼と手がついた赤ん坊のような生命体として未完成な形態をしており、「名無し」という呼び名も名付けられぬままこの世を去ったことの所以である。妖怪世界でも知られていないため、妖怪について博識な目玉おやじも対面するまで存在を全く知らなかった。現在は華の中に魂が存在し、人間の強い心の絆がある限り絶対安全の隠し場所のはずだったが、時代が経つと共に人の心が荒み、かつて無いほどに絆が弱ったことで不完全だが復活を遂げ、自身の肉体を完全に復活させ、人間も妖怪も全て滅ぼそうと企む。